cotton の 目

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当たり障りのない性格のわたしが、密かに持っている視点を綴ります。

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気付けなかった 摂食障害のSOS

対話企画


わたしは摂食障害の、いわゆる「拒食症」を経験しています。
日常生活に問題がなくなってきた 今だからこそわかる、体のSOSを紹介します。

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id:cotton-me
かいているひと:cotton
マイペース主義の慎重派。あまり表に出さない視点・思考をブログで放出中。
【最近の/思い】正規/非正規ってネーミングおかしいでしょ

摂食障害に関する ネットの情報や書籍には、
「こんな状態になったら病院へ」
「こういうSOSがあります」
という例が書かれていることがあります。

わたしは助けを求めてネットなどを漁っている時期がありましたし、そうした情報に触れてきました。
それでも、「これに当てはまるからやばいかも」という危機感に繋がることはなかったように思います。

当てはまるものがなかったわけではないのですが、今の体の状態が どの程度ひどいものなのか、実感が沸かなかったのです。
それでも 今振り返ってみると、体の異常は多々ありました。

 


 

そこで、振り返ってみてSOSだったと思うものを書いてみます。
これが わたしが かつて見た情報と違った価値を持つものなのかは、自分自身疑問を持ちつつ、本などの情報だけに頼る困難さを指摘できればと思います。

まずは、今思うSOSを列記します。

あらゆるところの痛み

まずは痛み。

どこが痛かったかというと、
歩くときに かかと が痛む。
仰向けに寝ると 尾骨 が、うつ伏せ・横向きに寝ると 骨盤 が痛む。
座ると お尻 、寄りかかると 腰骨 が痛む。

わたしの場合標準体重を下回り、骨が浮き出ていたので、骨の触れる部分が痛かった。
だけど、「まぁ前から痛いときもあったし、摂食障害のせいじゃないでしょ」と思ってしまいました。

改善した今、肥満ではなく人間らしい体型になっただけで、痛みはほとんど消えています。
長い時間座っていればお尻は痛くなりますが、10秒も耐えられず常にクッションを持ち歩く、という必要はなくなりました。

(ちなみに愛用していたクッションは、ボディドクターというところのもの。困っている方にはおすすめ。これを使わなければならないほど、ということはかなりまずいSOSかも、ということは忘れずに。)

皮膚の乾燥

こちらは、一番困っていたことと言っても過言ではない…。
特に頭皮の乾燥がひどく、フケといっていいのかわからないほど広範囲の頭皮が、ボロっとむけてしまう状態が続きました。
髪をブラッシングすると延々頭皮が落ち、いくら振り払っても終わらない。

確か 髪が抜ける、という影響は知っていましたが、わたしの場合は髪の毛よりも頭皮が目立ち、あの情報と同じ、と捉えることはありませんでした。

頭皮だけでなく体中がカサカサでしたが、もともと乾燥肌で 程度がひどくなっただけ、という認識しかできなかったので、摂食障害の影響と受入れられなかったんだと思います。

強い眠気

次は眠気。とにかくとにかく眠くて、食事以外は寝て過ごす毎日が続いていました。

「エネルギーが少ないから冬眠状態なんだ」と母と話していましたが、そんな情報を目にしたことは多くありません。
(大分記憶が薄れていて、眠くなるという情報を見た記憶がありません。)

反対に、「不眠が続く。薬で緩和することもある。」という趣旨の情報はかなりたくさん見ました。
わたしの主治医も「眠れてる?」と度々聞いてきて、不眠になるという型にはめられて見られている感覚が強くありました。

全く逆の状態にある自分に、摂食障害ではないのかもしれないという望みを持ってしまったのも事実です。

視界への拒否感

次も眠気と若干似ていますが、「見る」ということも辛かったことがあります。
別に難しいことをしようとしたのではなく、ただテレビをぼーっと見ること、そのことに対して拒否感がありました。

先程も書いていたように寝て過ごす日々ではありましたが、ずーっと眠っているわけではなく、起きてはいるけど寝転んでいる時間もありました。

そうしたときに母がテレビをつけてくれたりするのですが、
テレビを見るって、動いているものを目で追う、テロップを読む、など 結構いろいろやってるんですよね。文脈を捉えるとか。
それがほんとにできなくて、疲れて、見れませんでした。

だけど、こんな情報もネットなどでは知りません。
まぁここまで来ると異常であることはわかるのですが、考える気力もないのでただ辛いと思うことしかできませんでした。

形態の異常

ここからは、見た目に関しての異常です。
表現が難しくて「形態」と書きましたが、正常な体ではあり得ない変化があった、ということです。

ひとつは、鎖骨の真ん中少し下あたりに、凹んだ部分が現れました。
文章で説明するのは難しいので、イラストを入れますね。

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ちょうど部分ですかね。凹んでいました。
あれ、こんなとこに凹みあったっけ、と気付いたんですが、今はフラットになっているので異常だったのだと思います。


また、肩甲骨がくっきりとわかるのも、おかしい状態でした。
特に水平に見える骨が自分で見ても痛々しく、正常ではないことを表していました。
(当時はそこまで思っていなかったかもしれないけど、今写真を見返すとやばい。)

姿勢の「老化」

最後は、姿勢についてです。
「老化」としましたが、背中が曲がっているように見えたり、O脚になっていたりしました。まるで老人…

またまた画像で提示しますが、本当に姿勢が悪かったのかは怪しいところがあります。

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というのも、背骨の正常な形は弓なりで、骨格だけを見ると姿勢が悪く見えます。
そこに筋肉などの輪郭を加えると、背骨の形は変わっていなくても姿勢良く見えるのです。

つまり、痩せて骨があらわになると姿勢良く見えるはずがない、ってこと。
O脚はもともとでしたが、お尻を締める力だったり、足を閉じる内ももの力がなく、悪化したのだと思います。

 


 

…と、ここまで書いてきましたが、
おそらく摂食障害渦中では、どのSOSにも気付けないでしょう。

わたしがそうであったように、振り返って気付くケースが多いと思います。
特に視覚で異変に気付くのは不可能に近いです。
摂食障害の場合、自分の体型を歪んで捉えることがあるためです。

もちろん、苦しむ時間は少ない方がいいので、早期に気付く・受入れることがいいのでしょう。
でも、心を大切にしてほしい。
病気を受入れる、治療を受入れる、ということは辛く難しいことです。

命に直結する病でもあるため、下手なことは言えない。
それでも、わたしの経験から言いたいことは、納得せずに治ることはできないのだろう、ということ。
どれだけ時間がかかっても、自分の意志で真剣に治りたいと思う時期を待ってもいいのかも。

わたしの思いとしては、もしわたしが摂食障害のせいで死んでしまっていたとしても、たぶんそれでよかった。
強制的に入院させられ、人工的に栄養を入れられ、心がついて行かない生活よりは。

もちろん、違う考えをもつ人もいます。
体の反応も千差万別で、書籍情報/上記のわたしの経験 に当てはまってもそうでなくても、体のSOSは個別の表現で現れます。
自分の体をよく観察すると、何か気付くことがあるかもしれませんよ。