てんかんを持っている人は、自動車の運転に対して大なり小なり不安を抱えているかと思います。
この不安について、わたしの思いや経験を書いてみようと思います。
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てんかんと運転免許についての関係ピンとこない方のために、少し前提をお話ししておきます。
てんかんは、不意に意識を失ったりけいれんを起こしたりする病気です。薬によって発作を抑える治療が一般的です。
運転中に発作を起こすと事故になりかねませんよね。
実際大きな交通事故が起こった際、のちにてんかん発作が事故原因であるとされた例があります。
それによって、てんかんがある=運転は危険 と言われることが多々あります。
しかし、運転免許が取得できる条件があり、それをクリアすれば運転が認められているんです💡
わたしはこの運転の条件を満たしたことがあります。
今でも主治医に運転したいとの意思を伝えさえすれば、許可が下りるであろう状態です。
ただわたしの思いとしては、日常生活でさえ恐怖を抱えながらいるのに、運転なんてできない。
そう思って運転免許を所持していません。
もちろん てんかんを持つ人の考えはそれぞれなので、これがマジョリティなのかマイノリティなのかはわかりません。
が、わたしのように思う人は少なからずいると思います。
わたしの手帳② 無能感の実感 と 諦め - cotton の 目
前回に続いて、障害者手帳シリーズです。 今回は、手帳に懐疑的だったわたしが、取ろうかな…と考えを改めたきっかけについて書いていきます。
また、運転免許を持たないことは、生活上不都合が生じることがあります。
具体的に挙げられるのは、
- 職業の選択肢が狭まる
- 交通手段が限られる など。
実際わたしが就活をしていたときは、応募要件に必ずといっていいほど「普通運転免許」の記載がありました。
まれにある応募要件「特になし」でも、面接時などに免許なしだと言うと「あ~それはちょっと…」という反応。
就職はかなり狭き門でした…😥
でも、それ以上の葛藤があると感じています。
例えば友人に「応募要件に運転免許あるからこの会社受けれないんだよね~」って愚痴ったとしたら。
「じゃあ免許とったらいいじゃん」「なんで免許とらないの?」
って話になりますよね。
なんで取らないかを説明する必要がある、病気の説明が必要なわけです。
フレンドリーに関わりたいと思っている友人だとしても、持病をオープンにしたいかどうかは別です。(わたしは。)
愚痴る内容も病気に関わるかどうか、相手に過剰な心配をかけないかどうか、常に判断しなければいけない状況があるのです。
たかが運転免許ですが、こんなに生活に関わってくるものとは思っていなかったので今更ながら不自由を感じています。
そうはいっても 発作が怖くて、思い切って免許とろうとはならないので、現状が変わることはないと思います。
公共交通機関の発達した地域に住むか、リモートワークに適した技術を習得するか…
いずれにしても選択肢が少ないことには変わりなく、厳しいなぁと思ってしまいます。
大きく考えると、どんな人でもこの世界で生活するために我慢や努力をしているんだと思います。
みんな、お疲れ様です🍵
だからといって生きにくい世界を努力で何とかしようとするのは息苦しすぎる。
力抜いても生きられる世界にならないかなぁ。