cotton の 目

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当たり障りのない性格のわたしが、密かに持っている視点を綴ります。

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摂食障害真っ只中で災害に遭ったら

 

新年早々不安な状況となっている2024年。
体調が良くなっていて良かったと実感するここ数日でした。

 

 

かいているひと:cotton
マイペース主義の慎重派。まとまらない視点・思考をブログで放出中。

 

2024年1月1日、石川県の能登地方で大きな地震がありました。

【石川県能登地方で震度7の地震 新潟県でも震度6弱 M7.6

1日夕方、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大地震があり、志賀町震度7の揺れを観測しました。

 

それから連日、被災地の様子がニュースで流れる度、
もしわたしが摂食障害真っ只中だったら…と考えて恐ろしくなりました。
困ることは数えきれないほどあります。

 


 

以前わたしは摂食障害(拒食症)で、普通に歩くことも、下手すれば立つことさえままならないほど衰弱していました。

その状態であれば、
大規模な震災でなくとも、震度3程度でフラフラになり立っていられないでしょう。
転んでケガをしたりする身体的な危険があります。
机の下に潜る、という動作さえできないかもしれません。

また、普段からストレスが尋常ではなかったので、災害のストレスに耐えることもおそらく困難。
被災していなかったとしても、ニュースの情報に耐えられず情報を遮断するか、更に症状が悪化するか…
何かしら心理的な影響は受けていたと思います。

また、避難生活になればクッションやマットレスなどのケアはできるはずもなく、体が痛い状況に耐えなければいけません。▶詳細

 


 

そして最大の問題は食事
ニュースでは避難所でカップ麺などの日持ちする食べ物を食べている様子を見ましたが、おそらく症状が重いときには口にしないと思います…

被災すれば危機的状況であり、食事にありつけるだけで有り難いこと。
食べ物を選んでる場合ではないことは理解しています。
けれど、わかっていてもそのように行動できないのが症状です。

きっと、食べないことで消えてもいいと本気で思うでしょう。
迷惑なことかもしれませんが、どうしようもないのです。

 


 

つまり、生き延びられる可能性がとても低いと思います。

ニュースでは高齢者への心配が寄せられていて、もちろんそれもそうなのですが、高齢者並みに体力がない若者だっているのです。
そういう「例外」が見落とされるんじゃないかという心配はあります。

でも今は、素早く机の下に隠れることができるし、
多少苦手でも、ある食べ物を食べることができます。
心理面は頼りなさがあるかもしれないけれど、以前よりはずっとストレス耐性があります。

だからといって災害に遭っても大丈夫とは言わないですが…
不安要素がかなり減っているんだなと思い、改めてほっとした出来事でした。

 


 

今現在(2024/01/11)も避難所での生活を強いられたり、
余震におびえながら生活している方がいます。

何かできるわけでもないのですが、改めて災害への備えを見直した人も多いのでは?
わたしのように今の自分の状況を把握するきっかけにもなると思います。

今は被災地においてはこれからの復興を祈るばかりですが、
情報や関心が薄れていくのも確かです。
折に触れて先日の出来事を思い出していこうと思います。