cotton の 目

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当たり障りのない性格のわたしが、密かに持っている視点を綴ります。

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人付き合いには食が付きもの

 

最近ちょっとした人付き合いというか、人と会ってみようという意欲があるわたし。
そのきっかけと現状を綴ってみます。

 

 

かいているひと:cotton
マイペース主義の慎重派。まとまらない視点・思考をブログで放出中。

 

人付き合いと言えるほどのものかわかりませんが、
SNSを使っていたり、マッチングアプリを使い始めたりしているこの頃。
自然と「この人と会ってみようかな」と気楽に腰を上げることができるようになりました。

つまり以前はなかなか人に会わなかった、ということですが、
摂食障害経験者であることが大いに関係しています。

 


 

誰かに「今度遊ぼう」と声をかけるとき、ご飯やカフェに行く話になりますよね。
スポーツなどの趣味のつながりなら「一緒に趣味をやろう」という意味もあると思いますが、「」を含むことも多いのではないでしょうか。

きっと「」で同じ時を過ごしたり、体験することが、重要なコミュニケーションとされているからだと思います。

わかってはいるものの、何においても「」が切っても切り離せないことを恨んでもいました。
摂食障害で食べることを苦手としていたので、
必然的に人間関係が狭く薄っぺらくなっていたんです。

よく孤独を感じていたため人間関係を作りたかったのに
」を抜きにしては難しく、
かつ人見知りでもあり、孤独を極めました。(主観)

 


 

そんなわたしが人付き合いに前向きになったのは、
摂食障害が落ち着いたことが大半の理由だと思っています。
特に外食に覚悟もいらなくなったし、
人前で飲食することに対して抵抗もなくなりました。

」のハードルも下がったことで
人付き合いへの気の重さがずっと減りました。

 


 

でも、困難はあります。人と会うことが増えて気付きました。
「会う」ということへの抵抗はかなり少なくなったものの、
やはり「食べる」ことは苦手なのです。

というと語弊がありますが…
どこかで会って何か食べてお話しでもしない?ということなら気楽。
だけど、
何か美味しいものでも食べに行こう、何が食べたい?だと急に気分が重くなる。

違いは伝わりますでしょうか。
前者はおしゃべりがメインで、食べるのは適当な場所で。というニュアンス。
後者は食事が全面にある口実で、何が食べたいのか決めなければならない。

食べたいものって…?
好きなものって…?
美味しいものって…?
わたしには迷宮入りしてしまう質問なのです。

 


 

もしかしたらどちらの質問も大した差ではないのかもしれません。

どっちにしろアクセスのしやすい場所を選ぶだろうし、
好きなものが食べられそうなところ あるいは 食べられるものがありそうなところ を選ぶでしょう。
なのに全然気分が違うのです。

考えすぎかもしれません。
けれど、考えずにはいられないのは困難だなと思います。

 


 

何が食べたいか聞かれたとき、一番いけない答えだと言われる「なんでもいい」。
それだけは口にしないように気をつけていますが…

苦労して食べたいものを挙げ、
お店を探すのも億劫になり、
こんなことなら会いたくない、と思ってしまうくらいなら
「なんでもいい」を許して欲しい、と切実に思っています。

食べられるようになってもなお 食の悩みは尽きない現状です。