「お化粧とプラの葛藤」詳細版の第4弾。
今回は【その他の環境問題】について。あくまでもわたしが思っていることについてです。
主に配送について触れていきます。
お化粧にハマってから
使ってみたいコスメが出てきたり、より肌に優しいもの、環境に優しいものというこだわりが出てくるようになりました。
身近なドラッグストアでは手に入らないものもあったりするので、そういうときにネットショッピングが便利ですよね。
ただし、環境への影響を考えると、気になった点がいくつかあるので綴ります。
以下の記事がわかりやすかったので、引用しながら書いてみますね。
※Amazonを取り上げている記事ですが、全てのネットショッピングに共通して言えることだと思います。
アマゾンが開催する年に一度のビッグセール「プライムデー」で、高速な無料配送を利用して買いまくった人も多いだろう。だがそこには、支払画面には表示されない隠れた環境コストがかかっている、と専門家は指摘する。
まずは配送時のCO₂の排出。
お急ぎ便は、できるだけまとめて配送されるわけではなく、配送に余計な車両やトラックが必要となるうえに、包装ごみが増加する。
…
専門家によれば、eコマースは、最適化されていれば環境にとって有益に働くという。自分の車に乗って店に出かけるのは効率的ではないが、複数の買い物客の配送を1台の車にまとめれば効率が良くなるからだ。
…
しかし現在、人々はオンラインで購入することで、ショッピングモールやスーパーマーケットへの交通量を減らしているわけではない。「問題は、私たちがいまだに両方行なっていることです。つまり、排出量も渋滞も増えているのです」
上の引用によると、意外にも
ネットショッピングの配送が効率を最適化したものであれば、
客が各々車で買い物するよりも、ネットでの配送の方が環境に良い
ということだそうです。
ただし、最適化できていない、つまり
通常の買い物に加えてネットショッピングが増えていたり、
時間指定などによって早い配送が求められることにより、トラックを満杯にして効率よく配送することが出来なければ、環境に良いとは言えない。
工場などからお店に配送する分はありますが、
家の近くのドラッグストアであれば徒歩で行けますし、お店から家までの間では当然CO₂排出0。
やはり実店舗にCO₂を排出しない交通手段で買い物をするのが確実な気がします。
さらにネットの便利さが環境には負荷を与えているようです。
「多くの会社は無料返品を行なっていて、これが交通渋滞などに拍車をかけています。要らないなら、買わないことです」
…
このような、別々の注文、個別配送、無料返品といったあらゆるサービスの結果、さらに多くの車やトラック、飛行機、段ボールが必要になっているのだ。再配達や返品、少量を頻繁に購入することなどで、CO₂の排出とゴミが増加してしまいます。
消費者としては嬉しいサービス。
環境と結びつけて考えることはあまりなかったのですが、確かにそうですよね。
環境にも良くないですが、配達する労働環境にとっても良くはないでしょう。
ここには段ボールの記述はありましたが、
わたしは個人的にプラスチックの緩衝材などが気になります。
良く利用するコスメのECサイトからは、
商品をビニールでまとめ、かつプチプチで何重にもぐるぐる巻きにされたものが届きます。
アイシャドウなど割れそうなものはそうしてもらえると助かりますが、
マスカラなどはできるだけコンパクトな梱包でいいのにな…といつも思います。
おそらく配送時の破損やパッケージの潰れがないようにとの対応だとは思います。
企業側としては難しいところなんでしょうね。
最後にネットショッピングをする際のアドバイスが書かれていたので引用します。
専門家がアドバイス「地球を破壊せずに買い物する方法」
1.商品をたくさん買わない。(略)「要らないなら買わないことです」
2.安いからといって、速い配送を選ばない。(略)「概して、待つのはいいことです。配送時間が長い方を選択すると、効率化が進みます」(略)
3. すぐレジに進まない。至急必要というわけでなければ、(略)配送をまとめた方がいい(略)。
4.食料品をオンラインで注文しているなら、1週間分を買うようにするか、1度の配送で複数の食事が届く食事セット配送サービスを選んだ方がいい(略)。
5.食料品店やモールに行くときは、できるだけ、エンジンを使わない移動手段を利用する。買い物の環境への影響を最小限に抑えることができる。(略)
6. 1度の外出で複数の用事を済ませる。(略)
コスメのネットショッピングに関しては、
速い配達を選ばず、できるだけまとめ買いをする。
再配達にならないよう、ポストに入らないときは宅配ボックスなどを活用する。
というのが良いですね。
今回で「お化粧とプラの葛藤」シリーズは終わりです。
まだまだ気にすることはできると思いますが、コスメを純粋に楽しみながらできる環境配慮を目指しています。
良くないことはわかっていても妥協していることもたくさんあります。
それでも、何も考えないよりはマシかな。
環境のことを頭の片隅に置きつつ、これからもお化粧を楽しみたいです。